WordPressの世界に触れる

WordPress-logotype

おぼろげながら分かってきたことは、WordPressが愛されている理由のことだ。このツールは単なるCMSというだけに留まらず、一つのWebサイト構築プラットフォームとして機能している。まったく同様の制作プロセスをたどりながら、成果物は個人のブログから企業のオフィシャルサイト、商品の宣伝から通信販売、画像や動画のギャラリーからアフィリエイトサイトまで、ありとあらゆる種類のWebサイトとなる。私のような個人が私個人の興味を充足させる為だけに行うサイト構築にも使用できれば、サイト作成を生業とする人々の仕事道具にもなるのだ。

ただしその弊害というのも、あるにはある。とにかく情報が多すぎるのだ。ちょっと検索するだけで、参考にできるサイトがたくさん出てくる状況というのは、初心者にとってあまり喜ばしいものではない。何故なら検索結果というのは、必ずしも読み手にとって理解しやすい順では出てこないからである。WordPressに限った話ではないのだが、こういった検索結果は大抵の場合『基礎的な知識を一通り理解している人物向けの、気の利いた応用法』というのが上位に来る。私にもやがて、その手の情報を欲する時期が訪れるのかもしれないが、今はまだその時ではない。タコという生き物について知りたい人間には、美味しいタコ焼きの作り方は不要なのだ。

広大なワールド・ワイド・ウェブの海から溢れるタコ焼き制作方法の波をかいくぐって、タコの知識もといWordPressとはどういったことができるものなのか、という基礎の基礎のような情報を得るまでに相当な労力を要した。そして得た知識と、自らこのサイトを色々といじってみた少しの経験とを取りまとめたのが、冒頭の文章というわけだ。我ながら不器用だとは思うのだが、どうにも基礎を自分なりに解釈しない状態でいられないタチなのである。

自分なりの基礎を得てみて改めて思うことは、私にとってWordPressは良い経験になるだろうという事と、どんなにWordPressのカスタマイズを頑張ってみてもそれは枠組みに過ぎず、中身であるところのこういった投稿一つ一つをおろそかにしてはいけない、という事だ。何しろ私はたった一人のサイト運営者であり、カスタマイズに使った分だけ、投稿に使う時間は減ってしまう。……と頭では理解しているつもりだが、やっぱりカスタマイズは楽しく、早速この日記が毎日更新でなくなっている。まぁ、私のサイトなので好きにやるだけだ。

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