ミステリー・消えたメラミンスポンジ(掃除に使用)

昨年のある日、不意の雨に降られて大通り沿いのセブンイレブンで雨宿りをした。やがて雨は止み、何も買わずに出るのも気が引けたので適当な商品を探していたところ、ダイソーの商品が並ぶ一角に、掃除用のメラミンスポンジを見つけた。そういえば我が家の水回りに目立つ汚れがあるので、そのうち掃除しようと考えていた。というわけで、それを購入して帰宅した。小さくカットされたスポンジがたくさん入って価格は100円(税抜)。流石はダイソーである。

そのスポンジは使い終わったものの、我が家の汚れはまだまだある。なのでまた同じ物を購入しようと、同じセブンイレブンへ赴いた。そして前回と同じ棚を見ると、同様の商品はあったのだが、パッケージの色が変わっている。数量も減っている。なるほどこれは実質値上げというやつだな、しかし色々な物が値上げされている昨今これは仕方がなかろう、と諦め、それを購入して帰宅した。小さくカットされたスポンジがそこそこ入って価格は100円(税抜)据え置きだった。

気になったので、まだゴミ箱に残っていた前回購入商品の外袋を見ながら今回のものと比較してみたところ、違いが結構あって驚いた。まずは商品名。前回商品は『落ち落ちVキング』、今回商品は『落ち落ちV』。キングの文字が消えているのである。なお、実はこの商品がレックの『激落ちくん』ではなかった、というところに最も驚いたことは秘密だ。

外袋の色は青から赤へ、数量は30個から16個へと変わっており、このあたりは記憶通りだった。気づいていなかったのはスポンジ一つ一つの大きさで、前回商品は3×3×3=27cm3、今回商品は4×4×3.2=51.2cm3。これに個数を乗算した総容量は前回商品27×30=810cm3、今回商品51.2×16=819.2cm3となり、むしろ今回商品の方が少し増えているのだ。

原産国も違った。前回商品は中国、今回商品は日本。日本製だから高品質、とは限らないものの、海外からの輸送となると不安定な要素が多くなるので、日本製なら安定的な供給が期待できる、かもしれない。それにしても、生産拠点を中国から日本へ移して、さらに総容量も増やして、100円(税抜)の値付けは維持する。流石は100円ショップのダイソーである。実質値上げを疑ってしまってごめんなさい。

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