充電ケーブルをスマートフォンに差し込んで、それなりの時間が経過した後で確認した際、電池残量がちっとも増えていないとか、むしろ減っているとかいう事象が連続して起こった。外出先だったら軽くパニックだったが、その時は家に居たので、落ち着いていろいろと調べてみた。
普段はあまり注目しない、充電ケーブルを挿した後にスマートフォンの表示がどうなるかを詳細に確認した結果、面白いことが分かった。まず、我が家のどの場所で、どのケーブルを挿しても状況は同じだったので、スマートフォン側に何か支障があるのだろうと予測できた。
問題は2つ。1つはそもそも充電が開始されないことがある、というものだ。私のスマートフォンの充電端子はUSB Type-Cであり、これは表裏どっち向きでも使用できることがウリだ。しかし今は、どっちが表かは知らないが、片面は充電を行うものの、もう片面は無反応なのである。
表裏を気にして充電ケーブルを挿しても、もう1つの問題がある。私のスマートフォンはAndroidで、設定アプリの電池の項目に「急速充電中」と表示されるはずが、「充電中」になるのである。最大30Wで充電できるのに、4.5Wとか2.5Wとかになっているに違いない。遅いはずである。
買い替えにはまだ早いと思い、修理を試みた。といっても、単にスマートフォンのType-C端子をちょっと掃除してみただけである。すると、先述の問題は両方とも解決した。どのケーブルをどの向きに挿しても急速充電する。嬉しくて、様々なケーブルを表に裏に挿しまくった。