急に暑くなった。先週まではあまり見かけなかった、真夏日だとか熱帯夜だとか猛暑日だとかいう文字が次々と天気予報に掲載されて、気温だけで夏とするのは『夏は暑い』という固定概念から来ており、すなわち多様性の否定ではないか、などとあらぬことを考えたりした。
学校などでは衣替えの時期を日付で決め切っていたりするから、暑いのに冬服を強制されたりするのかもしれない。というかこれだけ大きく気温が変化する日本において、夏服と冬服のどちらかを必ず着なさいというのは無理がある。春秋服があっても良いのではないか。
閑話休題。私自身はとっくに学生生活を終えているので、衣替えについては気温を見ながら適当にやっている。今週の急激な気温変化にも対応できているつもりでいたが、肉体の方が未だ高い気温に対応し切れていないようで、午後いっぱい頭痛にさいなまれた日があった。
汗腺が弱っているのか、汗が出ないのである。まだ5月だからなのか冷房が効いているわけでもなく、考えてみれば私の服装もそこまで夏仕様ではなかった。それらが相まって、夏の屋外で活動していたわけでもないのに熱中症のような症状になってしまったのだ。
反省し、対策した。風呂にゆっくり入って汗腺を目覚めさせ、服装を見直して真夏並みにした。冷房については他人に任せるだけだったが、皆も同じような考えであったようで、次の日からはどこもそこそこ涼しくなった。おかげで同じ頭痛は今のところ出ていない。