方便のような嘘から出てほしくない真

暑くなってきた。今年は梅雨入りが遅いようで、晴れている日が続くのは散歩愛好家として嬉しいことなのだが、日中の気温が30℃に迫る日が続くのは在宅勤務愛好家としてツラい。とはいえまだ6月初めなので、クーラーを使い始めることには抵抗感がある。これが7月に入ると気にならなくなるのだから不思議だ。

暦の上でどうであろうと、暑いものは暑い。そういえば今季はまだクーラーの試運転をしていなかったな、しばらくクーラーは使っていなかったし故障していたら大変だから本格的に暑くなる前に試運転をしておこうそうしよう、と自分自身に白々しい嘘をついてクーラーの使用を開始することにした。

早速エアコンのリモコンを手に取り電源ボタンを押す。が、エアコン側から何も反応が無い。このリモコンには液晶画面があって、運転を開始したような表示になっているので、リモコン側の問題では無いようだ。となるとまさか、本当にエアコンが故障しているのか? それは困る。とても困る。

慣れない手つきでエアコン表面のカバーを取り外して内側を確認し、電源スイッチを発見する。そうかこれのせいか、と一瞬は喜んだが、よく見るとちゃんと電源オンになっている。試しにそのスイッチをいったんオフにして、もう一度オンに戻してみたが、やはりリモコン操作には反応しない。

深呼吸して、基本のキである電源コードの行き先をたどってみる。最初は壁コンセントに差さっていると思い込んでいたのだが、ちゃんとたどると家具の背面を通って個別スイッチ付きの電源タップに差さっていた。そのスイッチをオンにすると、無事にエアコンは起動し、涼しい風が出た。やれやれである。

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