たまにしか使わないと、かえって調子が悪くなる

電気髭剃り機の調子が悪い。一晩かけて充電し、髭を剃る直前に電源コードを外しているのに、使用開始から5分と経たずに「疲れました」「やめてください」「もう駄目です」とばかりに動きが遅くなり、髭を剃りづらくなる。購入したのは約2年前。経年劣化というには早すぎる。

確かに私は電気髭剃り機にとって、あまり良くない持ち主だ。彼はせいぜい1~2ミリの髭を剃るように設計されているだろうに、私は1~2センチの髭を剃らせている。彼は毎日少しずつ髭を剃るように設計されているだろうに、私は1か月以上の間隔を開けて使用したりする。だから調子が悪いのだろうか。

見ると、電気髭剃り機の手元のところに、水道の蛇口のようなマークが点滅していた。「洗ってください」という表示なのだろうが、妙である。私は毎回、使用後に刃の部分を軽く分解して洗っている。なのに今回、使用を開始してすぐ、この蛇口マークが点滅を始めたのだ。

今一度、私は電気髭剃り機を分解してみた。すると、私が思っていたよりもさらに一段階、刃の部分を細かく分解掃除できる構造になっており、内側には私の1~2センチの髭がびっしりと残っていた。この状態を放置して、私はちゃんと掃除をしている気になっていたのだ。恥ずかしい。

改めて、この内側の髭を掃除した。すると電気髭剃り機は調子を取り戻し、例の蛇口マークは表示されなくなった。経年劣化などではなく、掃除不足が原因だったのである。1~2ミリの髭であれば、こんな風に内側に残ることも無いのかもしれない。そういう意味でも、髭剃りは頻繁に行うべきなのだろう。

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