カボチャとモミの木と門松が交錯する季節

早いもので、もう10月も下旬である。今週もどこかで真夏日だとか熱帯夜だとかと聞いた気がするが、一方で最低気温が一桁手前まで来る日もあったりする。夏に着るには暑いけど冬に着るには寒い、という春秋モノの服を着る機会を逃さないよう、天気予報に目を光らせる日々である。

残暑の影響なのかは不明だが、今年はハロウィン関連のものをあまり見かけない。早い年だと9月初めあたりから街はハロウィンムードで、そのうち浴衣はカボチャ柄が定番になるのでは、と危惧したものだが、今年は来週がハロウィン本番とは思えないほど、ハロウィン関連物を見ない。

他方、年末の風物詩であるクリスマスケーキやおせちの広告は既にいくつか見かけた。まだ2か月前、という意味では9月初めのハロウィン広告と同程度のフライングぶりだ。しかし何故か、ハロウィンよりも違和感は少ないのである。一体これはどういうことなのだろうか。

単純に慣れの問題かもしれない、とも思ったが、クリスマスケーキやおせちは食べ物であって予約商品である、という事実に思い至った。ハロウィングッズは最悪、今年の売れ残りは来年また売れば良いが、食べ物はそうはいかない。メーカーとしては、投げ売りや廃棄はできるだけ避けたいだろう。

消費者としては安くモノを買えることは嬉しいが、そのせいでメーカーが倒産してそのモノ自体が買えなくなったら困る。そういう意味では、クリスマスケーキやおせちの予約販売が一般的になってきたことを嬉しく思う。私自身は無計画な人間なので、あまり利用することは無いだろうとも思うが。

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