面倒でも良い、楽しんで遊んでほしい

師走に入り、今年もあと1か月である。1か月ということは30日であり、1日は24時間だから720時間であり、1時間は60分だから43,200分だ。この文章をここまで書いてだいたい4分くらいなので、書き始めてから今までの間に残り時間の10,000分の1を使用した計算になる。時間は待ってくれないのだ。

年末といえば、私にとっては年賀状の作成期間である。昔はあまり年賀状に熱心でなかった私なのだが、ニュースか何かで年賀状離れという話題を見たので、それなら私は年賀状を出してやろう、という天邪鬼的な発想で今の形の年賀状を始めたと記憶している。

今の形の年賀状、というのは何かというと、私なりのポリシーである。年始にハガキを送ればそれは何だって年賀状には違いないが、元が天邪鬼的な発想で始めたものなので、内容についてもありがちなものは避けたかった。なので毎年、自分なりに様々な工夫を凝らしている。

様々な通信手段がある現代において、わざわざ紙片を送付する意味とは何か。近年は、送り手の私が提供したものを受け手がただ受け取るだけでなく、そこへ受け手が積極的に介入することで初めて完成するというインタラクティブ性を持ったものを作成するよう心掛けている。

要するに、ただ年賀状を出すだけでも面倒なところへ、文面の工夫という更なる面倒を増やしている。しかし、面倒ごとが増えた今の形にしてから、かえって年賀状を作るのが楽しみになった。来年のものは皆に喜んでもらえるだろうか。今から楽しみである。

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