データの取得は簡単だが、活用するのは難しい

健康診断を受けた。私ももう四捨五入すれば50歳。世間一般的には、何らかの問題が顕在化し始める年齢だ。問題は無いのが一番だが、もしあるならまだ小さいうちに発見して、解決しておくべきである。問題を見逃したり、見て見ぬふりをしたりしたら、それこそ問題だ。

受けたばかりなので詳細な結果は不明だが、測定結果が数値で出る類のものはその場で分かる。例えば体重は去年から約5kg増えていた。それでいて腹囲は去年とほぼ変わらなかった。私の5kgは一体どこへ付着したのだろうか。それとも腹筋がここ一年で急激に衰えたのだろうか。

視力の測定結果も興味深かった。私は眼鏡を着用するので、視力測定は裸眼の左右と眼鏡で矯正した左右とで計4回行う。去年は裸眼の左右を比較すると右の方がわずかに良かったのだが、今年は数値がまったく逆で、左の方が良いことになっていた。どんぐりの背比べというやつだが。

左の視力はさらに、矯正視力が裸眼視力とまったく同じ数値となった。つまり測定上、左目に限っては眼鏡をかける意味が全く無いのである。もちろん体感上は眼鏡をかけた方が良く見えるし、測定も真面目に行った。どうしてこのような結果になったのか、不思議である。

上記、色々といちゃもんを付けているように見えるかもしれないが、私は健康診断に肯定的である。ただ測定結果の数値だけを見て一喜一憂するのはちょっと違うな、とは思う。数値はあくまでも目安であり、それを手掛かりにして身体に向き合うことが大切なのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA