私が行って楽しいならば、そこは私の行楽地

今年のゴールデンウィークは、5月3日と4日が土日となっている。普段から土日が休暇の私にとって、これは単に2日分損したといえるし、ここだけ休めばこんなに連休、というポイントも特に無く、他の年と比較してゴールデン感が弱い。少し残念な気持ちである。

比較さえしなければ連休であることは事実なので、今年も多くの人々が帰省したり行楽したりと移動して、ターミナル駅などは混雑するだろう。私はそういった混雑に巻き込まれたくないので、このシーズンは毎年、外出は控えてできるだけ家に居たいと考える。

考えるが、このシーズンは毎年、とにかく外出がしたくなるのである。何しろ長く苦しんだ冬の寒さが終わり、短く苦しんだスギ花粉が終わり、そして梅雨の湿気や夏の暑さはまだ始まっていない、という、日本の四季の中でも数少ない快適なシーズンだからだ。

外出はしたいが、混雑は避けたい。これを叶えるには、他の人とは違う形での外出をするということになる。公共交通機関を使用せず、実家や行楽地へは行かず、果たしてどこへ行くか。一つの解決策は近所の散歩だが、それではいつもと同じであり、ゴールデン感が弱い。

折衷案として近年採用しているのが、少し遠くでの散歩である。多少の公共交通機関利用には目をつむり、一般的な行楽地ではない場所へ行って散歩するのだ。勝手な目的を作って歩き、それを達成したりしなかったりして一人で一喜一憂する。一人遊びの極みである。

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