回れ回れ扇風機、でも決して騒がないように

扇風機を購入した。直径30cmくらいの回る羽が網で覆われており、床から50cmくらいの高さになるように本体を支える柄や台座が付いているものだ。文字で書くと分かりにくいが、要するに昔からあるタイプの扇風機で、実家の居間で使用する感じのやつである。

私が扇風機というものを知ったのはおそらく40年ほど前で、周囲にはこのタイプしか無かったように思う。たまに床屋や定食屋などで、壁や天井に取り付ける小型のものを見かけたような気もするが、ご家庭の扇風機といえば30cm50cm台座付き居間タイプであった。

似たような機器として、サーキュレーターがある。以前、安いサーキュレーターを購入し、昼間の太陽に温められた部屋の熱気を、夜の涼しい外気と入れ替えようと試みた。しかし動作音がうるさく、空気の入れ替え効果も実感しなかったので、ほどなく使用を止めた。

今回、私が扇風機を購入した理由は3つある。うち2つは音に関することで、30cmの羽であれば小さな音でも大きな風が起こるだろうと期待したこと、およびその扇風機がDCモーターという、従来のACモーターと比較してゆっくりと羽を回せる仕組みを採用していたことである。

最後の1つは価格である。私が根拠なく想像していた金額の半分くらいで販売していたのを、たまたま入った家電量販店で見つけたのだ。展示品の質感が良く、メーカーにも聞き覚えがあったので、勢いで購入。今のところは期待通りに活躍してくれている。

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