秋が来た。最高気温35℃が当然だった週間天気予報が、日によって25℃を下回るようになった。19時を超えてもまだ明るかった空が、18時を過ぎたあたりで急に暗くなるようになった。夜になると鳴き始めるセミが、スズムシに代わるようになった。秋である。
昔から秋という季節は様々な呼ばれ方をしてきた。芸術の秋、スポーツの秋、行楽の秋、などなど。夏があまりに暑いので、少し涼しくなった秋から何かをやろう、という気持ちは分かる。特に近年、夏の暑さが強まってきているのだから、なおさらだ。
偶然、そんな行楽シーズンに連休を得た。私の仕事は基本的に土日祝が休みなのだが、今月は2回ほど休日出勤があった。なので代わりの休日をいつにしようかと考えたところ、諸々の都合から来週末の木・金曜日となった。土日と合わせて4連休である。
行楽シーズンの連休といえば旅行か、と胸をときめかせたが、天気予報を見ると来週末あたりに台風が来るらしい。そういえば秋といえば台風シーズンでもあるのだった。せっかく旅行に出かけても、旅先で台風に見舞われては、単に宿で寝泊まりするだけになる。
旅行先よりは、我が家でカンヅメになった方がマシだ。この連休は旅行の計画は取り止め、台風の様子を見ながら家で過ごすことにする。お天道様には敵わないので、仕方がないことだと頭では分かっているが、やっぱりどこかへ行きたかったなぁ。残念。