頭痛により、この週末はずっと寝ていた。幸い、何も予定は入っていなかったので、時間を気にせず眠りたいだけ眠った。初日は食欲もわかず、本当にただ眠っていた。丸一日も眠ると、だんだん食欲が回復してきて、食べて排泄して寝る、という生活に変わった。
不思議なもので、普段はなかなか寝付けない私なのだが、こういう時はいくらでも眠ることができる気がする。計測したわけではないが、初日など24時間中、20時間くらいは眠っていたのではないか。それでも体感としては、まだまだ眠り足りないのである。
睡眠については諸説あって、どの言説ももっともらしい。睡眠は8時間必要だとか、それでは長いとか短いとか。睡眠には波があるから、起床時間をその波に合わせるとか合わせないとか。人により最適な睡眠時間は異なるとか、とはいえ短時間睡眠は毒だとか。
私にとって確かなのは、秋になって夜の気温が下がり、よく眠れるようになった、ということだ。夏の夜は暑すぎて、クーラーを入れて眠ると今度は寒すぎる。これが秋になり、何もせずとも快適な、眠りやすい気温となった。春眠ならず、秋眠暁を覚えず、である。
総合すると、この週末の頭痛は、夏の間に貯まった睡眠負債をどうにか返済しようと、私の身体が促してくれたものなのではなかろうか。今週末、私に予定が無いことを、私の身体は知っていたから、そこを回復に充ててくれたのだ。ありがとうマイボディ。