壊れてはいないけれど使えなくなるものもある

我が家のネットワーク上に存在していたファイルサーバを撤去した。といっても、その実態は古いWi-Fiルータと外付けSSDである。ずいぶん昔に使用していたWi-Fiルータに、PC用の外付け記憶装置を接続してネットワーク越しに使用できる機能が付いていたのだ。

実際のところ、このファイルサーバを使用する機会はあまり無かった。活用方法を模索して、例えばWindowsのバックアップ機能の保存先にしてみようとしたこともある。しかし試行錯誤してみてもあまり上手くいかず、やがて放っておかれるようになった。

先日、久しぶりにそのファイルサーバへのアクセスを試みたところ、失敗した。今年の年始あたりには成功していたはずで、それからネットワーク構成を変更した覚えはないので、妙である。思い当たるのは、Windows 11が25H2になったことだが、影響があるのだろうか。

設定を確認したところ、SMB1.0が無効となっていた。何しろ古いWi-Fiルータの機能なので、接続方法も古いプロトコルなのだ。以前も同じようなことがあり、脆弱性を承知でSMB1.0を有効化したのだが、おそらくWindowsが25H2になった拍子にまた無効化されたのだろう。

再度SMB1.0を有効化することでファイルサーバへアクセスできることは確認したのだが、もうSMB1.0を使用しない、つまりファイルサーバを使用しないことに決めた。実態は外付けSSDなのだから、使いたい時にPCへ接続すれば、別に大して困らないのだった。

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