夕涼みという言葉も無くなるのかもしれない

暑い日が続いている。7月に入ったばかりなのに、天気予報は真夏日だの猛暑日だの熱帯夜だのと、既に夏の最盛期であるかのような気温の高まりを伝えている。今年の夏は10年に一度の暑さになる、というような話をどこかで聞いたが、ボジョレーヌーボーのような表現のインフレ化を今から心配している。

朝の涼しいうちに夏休みの宿題を少しずつ進める、というのは私が小学生の頃に先生から教わった話だ。当時の私は物事を少しずつ進めるということの意味が理解できておらず、夏休みは毎年のように宿題を後回しにして遊び、最後の数日でまとめて片付けようと試み四苦八苦していた記憶がある。

大人になった今、二つのことを理解した。一つ目は物事を少しずつ進めることの意味。塵も積もれば山となる、というやつである。そして二つ目は、大人には夏休みの終わりのような分かりやすい区切り目が無く、後回しにしたことをまとめて片付けることのないまま数年経過するということが珍しくない、ということだ。

毎朝30分くらいの散歩をし始めたのは、毎日少しずつの意味を理解したからだ。毎日30分は、単純計算で週末に3時間と同じなのである。そして週1回の3時間はツラいが、毎日30分ならそこまでツラくは無いし、慣れる。これのおかげで、長年後回しにしていた腹回りの肉が最近だんだん片付きつつある。

困るのは、このところ朝から暑いという点だ。熱帯夜とは夜じゅう気温が25℃を下回らないということで、つまり早朝だろうと気温は25℃以上。この中で30分ほど散歩をすると、もう汗だくなのである。洗濯物は増えるし、シャワーで水道代は増えるし、エアコンで電気代も増える。運動の秋が今から待ち遠しい。

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