痒み止めはあるけど痒くならないのが一番良い

手首のあたりが、直径3cmくらいの範囲で赤くなり、また痒くなった。ある日、気づいたら右手首がそうなっており、その次の日には左手首である。痒みというのは少量でも人間の集中力を奪う厄介な代物だ。幸い、どちらも1日足らずで治ったので、両手首が同時に痒い日は無かったことが救いである。

虫刺されにしては範囲が広すぎるので、これはおそらく汗疹(あせも)であろう。ここ数日、湿度が低そうな日にはクーラーを入れずに窓を開け、汗をダラダラと流しながら過ごしていたので、汗疹ができていても不思議は無い。外の風は気持ちが良くて好きなのだが、汗疹ができるとなると話は別である。

記憶を辿ると、汗疹ができたのは小学生の時以来である。なので私は勝手に、汗疹というのは子供にできるものだと思い込んでいた。そしてまた、汗疹という言葉や症状に覚えはあっても、それがどういう仕組みで発生し、また完治するのか、ということを知らないことに気が付いた。

良い機会なので、汗疹について調べてみた。すると要するに、汗疹は汗腺のトラブルである、と分かった。汗腺が汗を出したいが出せない時、炎症となるらしい。汗が出せない理由の一つは、それ以前の汗が蒸発した際、汗に含まれる水分以外の物質が皮膚に留まるから、なのだそうだ。

確かにここ数日の私は、汗をかいた時に風で乾くに任せ、そこを拭いたり洗ったりはしていなかった。そして手首は、室内着である甚平から露出した部分である。私は汗疹の再発を防止する為、手首のあたりを小まめに洗い流すことにした。面倒だが、痒みはもっと面倒なので仕方がない。今のところは順調である。

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