急に寒くなった。最低気温が4℃とか、日によっては3℃とかの、真冬並みの寒さである。いま気になって調べたところ、真冬というのは1月中旬から下旬あたりのことを指すらしい。現在12月上旬なので、1か月半ほど季節を先取りしている、ということになる。
寒くなってきた、とは思っていたので、それなりに我が家でも寒さ対策を進めてきてはいたのだが、この一週間で突然1か月半も季節が進んだものだから、色々と追い付かず難儀した。中でも影響が大きかったのは、睡眠環境である。寒くてよく眠れなかったのだ。
分かっているなら対策すれば良いだけの話ではある。しかし睡眠不足の恐ろしいのは、分からなくなる、というところにある。何しろ睡眠が不足しているから翌日にはあまり頭が回らず、自分の調子が悪いことをはっきりと自覚できないし、だから対策することも無い。
私の場合、睡眠不足であっても次の日の夜によく眠れることも無く、ただ調子の悪い日が続いてゆく。気力は湧かず、食欲は減退し、思考は後ろ向きになる。こうして症状を書き並べて思ったが、これがプチ鬱というやつかもしれない。睡眠不足、恐るべしである。
真冬並みの寒さ、ということを思い出して、真冬並みの寒さ対策をすることにした。すなわち夜には雨戸を閉め、特に冷える足元に掛布団を1枚、追加した。おかげで今朝はスッキリ目覚めることができたし、気分も良い。昨日までとは大違いだ。冷えを侮るべからず、である。