暑い日が続いている。特に夜間、気温が下がらないので寝付けず難儀している。気象庁によると、先日夜間は一晩中29℃以上だったようだ。ところで気象庁は、日中の最高気温が25℃以上の日は『夏日』、30℃以上は『真夏日』、35℃以上は『猛暑日』と5℃刻みで用語を定義している。同様に夜間の最低気温が25℃以上の日は『熱帯夜』だが、30℃以上の定義は無い。そろそろ新たな用語がお目見えするかもしれない。
なんてことを思っていたら、気象庁に先んじて日本気象協会が動いた。日中の最高気温が40℃以上の日は『酷暑日』、夜間の最低気温が30℃以上の日は『超熱帯夜』と呼ぶことにしたとのことだ。ただしリンク先にも記載がある通り、気象庁が定義した用語ではないことに注意が必要である。もっとも、注意すべきなのは気象関係あるいはマスメディア関係の職業に就いている方に限られるだろう。
閑話休題。あまりに暑いので、ここ1週間ほどは毎晩クーラーを使用している。個人的には、できるだけエアコンは使用しないで暮らしたいと思うのだが、意地を通して睡眠不足になり体調を崩してはいけない。とはいえ一晩中クーラーを稼働させていては不経済なので、いよいよ眠るというタイミングですかさずエアコンのリモコンにある『1Hタイマー』ボタンを押す。すると1時間後、私が眠りについたころにそっとクーラーが停止する。これで私もクーラーも家計も嬉しい。
この1Hタイマー作戦は一見、完璧なようでいて問題もある。私がリモコンを操作するのだから、その時点で私はまだ眠ってはいない。もうすぐ眠れそうだ、という予測は、自分自身のこととはいえ外れることもある。すると1時間後、私がまだ眠りについていないのにそっとクーラーが停止する。たちまち部屋は熱帯夜の影響で気温が上昇し、とても眠るどころの話ではなくなってしまう。仕方がないのでまたクーラーを起動する。これでは私もクーラーも家計も嬉しくない。
いっそのこと一晩中クーラーをつけっぱなしにするという手もある。が、小心者の私としてはどうしても電気代が気になってしまう。電気代を節約した結果、健康を害して医療機関に行くことになればその方がよほど金がかかる、と頭では理解しているつもりでも、どうにも割り切れない。既に食欲不振だとか意欲減退だとかの症状は出ているのに、それでもである。三つ子の魂百まで、というやつかもしれない。