今まさに季節の変わり目の最中で、寒暖差が激しい。日中は冬のコートなど着ていられないほど暖かいのに、朝晩はストーブが欲しくなるくらい冷え込んだりする。ある日の最低気温が、3日後の最高気温だったりする。昨日、食べたくて買ったアイスが、今日は見たくもなかったりする。いろいろと難しい時期である。
夜に家でじっとしていると、いつの間にか体が冷え切ってしまっていることに気づく。だからゆっくり時間をかけて風呂へ入ることで、体の芯から温まろうとする。しかしなぜかここ数日、時間をかけて湯船に漬かっていてもなかなか汗をかかないし、風呂から上がるとすぐまた体が冷えてしまうことが続いていた。
元々ストーブに当たっていても冷えていた体である。風呂で温まらないなら、どうやって温めれば良いのだ。あまりに寒い時には布団を被ったまま家の中を移動したりもする私だが、日中ずっと寒い真冬の時期ならともかく、この時期にまでそれをするのはあまりにも面倒なので、できれば避けたい。
考えても分からないので、シンプルなアプローチを試みた。すなわち、風呂の追い炊きである。寒いのだから、温める。単純な理屈である。するとその結果、理想通り風呂では汗をかくし、風呂上がりの私の体はずっと暖かいままだった。要するにこの問題は、単に風呂の温度が低かったことが原因なのであった。
冬の間は寒さを強く自覚していたので、風呂が溜まればすぐに入浴していた。それが最近は日中が暖かいので何となく、風呂が溜まってからもしばらく遊んでいるので、その間に湯が冷めてしまっているに違いない。まだ朝晩は冬なのだから、しばらくは速やかに風呂へ入ろうと思う。いや冬でなくとも速やかに入れば良いだけか。