指紋認証は失敗しますが私は正当な持ち主です

指が乾燥して困っている。手の指が乾燥することで荒れ、見慣れないミゾができたりキズができたりデキモノができたりして、スマートフォンの指紋認証が失敗しやすくなっているのだ。絶対に成功しないのであれば最初から別の方法を試すのだが、成功するときはあっさり成功する。だからつい、まず指紋認証を試みてしまうのである。

普段よく認証に使用するのは右手親指である。現在、この指にミゾとキズとデキモノがすべて存在しており、おかげで認証成功確率が体感およそ3割。プロ野球の打者であれば一軍の素質がある確率だが、相手はプロ投手の球ではなく不動の指紋センサーなのだから、バッティング練習くらいの確率で安定的に安打を製造していただかないと困る。

右手親指以外の指も認証用に登録はしてある。だから右手親指でうまくいかない時はいろいろと試すのだが、どの指にもミゾかキズかデキモノがあり、認証成功確率はそれほど高まるような気がしない。というか、どの指を登録してあったか正確に記憶していない。確か両手指10本はスマートフォン側の都合上、登録しきれなかったはずだが。

乾燥による指の被害は手だけではなく、足にも及んでいる。右足親指の腹がミゾを通り越して割れてしまったり、右足小指の付け根のあたりにデキモノがあったものを私が力任せに剥がして傷になったりしているのだ(これは乾燥とは関係ないか?)。足の場合は指紋認証への影響は無いが、歩くと痛いことが地味につらい。

空気の乾燥やスギ花粉の飛来など、指の乾燥の外的要因を探せばいくらか答えは出るだろう。ただ、それらはどれも避けられることではない。私にできることは内的要因、すなわち肉体の調子を整えてミゾやキズやデキモノを自然治癒することだ。そして、指紋認証がなかなか成功しなくともイラつかないよう、精神を鍛えることであろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA