今年も5月がやってきた。一般的に5月といえばゴールデンウィーク(以下GW)のある月であり、GWでどこへ行ったとか、GWは人出が多いから家で過ごしたとか、GW明けは憂鬱だとか、そんな話ばかりをする月である。そしてGW明けの憂鬱が閾値を超えた際に発症するのが俗に言う5月病であり、罹ると他人と話をするのも嫌になって休職したり辞職したりする。冬を超えて春を迎えた日本に潜む、現代の罠である。
ところで、私のこのサイトはさくらインターネットのレンタルサーバで運営しており、独自ドメイン『miyatamunehiro.com』もまた、同社のドメイン管理サービスに管理を委託している。15年ほど前までは別会社のサービスを使用していたのだが、サーバの安定感やサポート体制に不満を覚えサービスの引っ越しを行った。以来、現在まで大きな不満を感じずに、さくらインターネットの各サービスを使用している。
大きな不満は無いが、小さな不満はいくつかある。それは5月に届くメールに端を発する。内容はドメイン更新時期のお知らせ、つまりドメイン管理サービス料の請求が発生する事前告知だ。この告知後もドメインの転出手続きなどが行われなければ、翌月である6月に請求メールが届き、6月末日までが支払期限となる。これは毎年、まったく同じ流れだ。
サービスに対価が必要であること、それ自体は不満ではない。不満は、レンタルサーバについての告知~請求の流れがきっかり1か月遅れである、という点だ。即ちレンタルサーバ更新時期のお知らせが6月、請求メールが7月、支払期限が7月末日。この2サービスの料金を同時に支払うことができず、2か月連続で支払い手続きをする必要があることが不満なのだ。
今年もドメイン更新時期のお知らせメールが届いた。いつか請求タイミングが一致してほしい、と願い続けているが、レンタルサーバ更新時期のお知らせは今年もまだ来ない。現実の5月病のように深刻な状態ではないが、毎年必ず訪れるという意味で、憂鬱である。まぁそれ以外にこれといった不満は無いので、少々面倒でもさくらインターネットの使用は続けるつもりだ。