旧東海道散歩がいま静かなブーム

前回分、5月30日付の日記に記載した2022年ゴールデンウィーク散歩企画が、ついに終了した。先週末6月4日(土)に、重い腰を上げて品川宿~日本橋を歩き切ったのである。ほんの10日間で終わる企画だったはずが、1か月以上もかかった計算になる。それでも、何だかんだと理由を付けて先送りにした結果、いつの間にかフェードアウトして無かったことにする、という終わり方ではなく、きちんとやり切ったのだ。そこはしっかりと自己を評価したい。

そして、ある区間については歩き直しもした。途中、キリンビール横浜工場のあたりから川崎宿までの間、国道15号を歩いて東海道を歩いたつもりになっていたのだが、これは車の為の道であって、旧東海道はルートがまったく異なっていた。そのことに気づいたのは川崎宿から帰宅した日の夜で、ずいぶんと悔しい思いをした。改めてその区間を歩き直したことで、自信を持って、東海道を歩いたと言える状態になったのである。

今回、改めて東海道を歩いてみて印象的だったのは、同じように東海道を歩いているのではないか、と思えるいでたちの人々と頻繁に擦れ違ったことだ。帽子をかぶり、動きやすそうな服装で、リュックサックなどを背負い、運動靴を履いている。そんな人々に、駅前でもない道端で次から次へと遭遇するのである。人数は1~2人から、多い場合は30人ほどの団体だったりした。

何年も前に似たような企画で歩いた折、そのような人々は見かけなかったと記憶している。これはやはり近年、散歩というかウォーキングが世間一般に浸透してきており、手近な目標として旧東海道を歩くことが選ばれているという事なのだろう。ということはつまり、誰もやっていなかった頃に東海道を歩いていた私は時代の最先端を行っていたという事だ。ようやく世間が私に追い付いてきたと言えよう。

少し気になったのは、そうして擦れ違った人々がみな人生の先輩方であり、既に会社の定年を迎えたであろう年齢と見受けられる方がほとんどだったという事だ。つまり実際にウォーキングブームは来ているのかもしれないが、それは年上の方々にであり、同年代にはまだ早いのかもしれない。ならばこれもまた、私が同年代の最先端なのだ。数十年後、後ろに誰もついてきていないかもしれないけれど。

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