Googleが提供する電子メールサービスであるGmailが2024年2月から、Gmail宛メールをより厳密に仕分けるよう仕様変更するらしい。具体的には、メールの送信元ドメインにSPFやらDKIMやらDMARCやらが設定されていない場合、そのメールはGmail側で破棄されたり迷惑メール扱いされたりするようだ。なので、各ドメインの管理者はこの仕様変更に対応する必要がある。
私は『miyatamunehiro.com』というドメインの管理者である。私以外に管理者はいない。よって、私が対応しない限りmiyatamunehiro.comからGmailへのメールは到達しなくなる、ということだ。まれにGmail宛にメールを送ることもあるので、忘れない内にこの対応を行っておくことにした。
ドメイン『miyatamunehiro.com』は、さくらインターネットのレンタルサーバで運用されている。このサーバはこれまでDKIMおよびDMARCに対応していなかったが、上記Gmailの仕様変更に合わせて対応することとなったようだ。なので、いちユーザーとしては、さくらインターネットの案内に従って設定を進めてゆけば良い。
サーバーコントロールパネルにログイン、メール>メールドメインを選択、miyatamunehiro.comの設定からDKIM設定を選択。秘密鍵は新規作成、セレクタは表示値のまま、DKIMレコードは利用する、DMARCレコードも利用する。DMARCポリシーはとりあえずnone、集計レポート送信先にメールアドレスを入力、『設定する』ボタンを押下。
どうやらこれだけで、DKIMとDMARCの設定は完了したらしい。さくらインターネット側がコントロールパネル上で設定可能としてくれたおかげで、およそ5分で設定が完了した。SPFの対応は以前に実施済みだったので、これでGmail向けの設定変更はすべて完了したことになる。思ったよりも手間がかからず、ほっとした。やれやれ。