初めチョロチョロとは水漏れのことではない

炊飯器を買い替えた。少し前から炊飯器の周辺に謎の水たまりが発見されるようになり、その原因が炊飯器の内釜であることを妻が突き止めたのである。どうやら底部に小さな穴が開いていたようで、水を入れて時間が経つと底がじんわりと濡れてくる。むしろこの状態でよく今まで炊飯できていたものだ、と妙に感心してしまった。

さて、一口に炊飯器といっても今は大別して3種類が存在する。圧力IH・IH・マイコン、である。圧力IHは炊飯器内の気圧を高めることで水の沸点をわずかながらに上昇させて炊飯する(いま調べて知った)。IHは他の調理器具と同様、電磁誘導で発熱するアレだ。そしてマイコンはヒーターで加熱する従来型である。圧力IHが最も高価で、マイコンが最も安価となる。

かつてはどれだけ美味しくなるのかと興味を持ち、思い切って圧力IH炊飯器を購入し使用していた。コメの炊き上がりは上々であったが、妻から日々の手入れが大変であるという話を聞いた。圧力を使用するだけに、複雑な形状の数多な部品が洗浄を要求し多忙な状況、らしかった。なので近年では手入れが楽、という観点からマイコン炊飯器を愛用している。

これまで使用していたのは象印のNL-BB05-TMで、特にカッパーブラウンという珍しい外観色が気に入っていた。機能的に不満があっての買い替えではなかったので、順当に同メーカーの後継品を選定することにしたのだが、現ラインナップには類似色は見当たらず、そこはしぶしぶ諦めた。

新たに購入したのはNL-BX05である。この機種の内釜の厚さは5mm。旧機種NL-BB05の内釜は厚さ2.5mmだったので、その2倍だ。ひょっとすると、象印は内釜に穴が開く現象を認識してこの新機種を開発したのかもしれない。だとすれば嬉しいことだ。新たな炊飯器で炊いたコメを食べるのが今から楽しみである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA