新型コロナウイルス罹患からの回復

今はただとにかく、日常生活が嬉しい。朝、目覚めて普通に行動が開始できることが嬉しい。腹が減ることが嬉しい。ものを考えられることが嬉しい。音楽を聴いたり動画を見たりゲームをしたりという欲求が自分から生まれることが嬉しい。夜、眠くなることが嬉しい。人生は喜びに満ち溢れている。そして健康はその土台だと実感する。

話には聞いていたが、百聞は一見に如かず、である。数年前から新型コロナウイルスに対する警戒を続けていて、罹患するとどのくらいの期間どういう症状が出るか、という情報はたくさん入手していた。しかしそれらはすべて『情報』であり、実感を伴ってはいなかった。自分が罹患すると、とにかく辛く苦しく不安で長かった。

新型コロナウイルス、とひとくちに語られているが、実際にはいくつもの変異型があり症状も多様である、と聞く。ひょっとするとそのことが、情報と実感の乖離原因かもしれない。多くの罹患者がいるものの、その体験に共通点が多くないようなのだ。例えば私は食欲が減退しきって3日も4日もものが食べられなかったが、同時期に罹患した別の人は食欲旺盛だったようだ。

結局のところ、自分が罹患した新型コロナウイルスはどのあたりの種別だったのか、ということが気になった。PCR検査の結果を見てみたが、3項目くらいの数値が書いてあるだけでどう解釈すれば良いのかが分からない。項目名でインターネット検索をしてみると、それらの項目の検出有無で解釈が変わるらしいが、どの数値から検出と判断するかは不明だった。それ以上、調べるのはやめた。

喉元過ぎれば熱さを忘れる、と言う。実際、今の私はあれだけ辛かったことをもう忘れかけている。だから自戒の念を込めてこの日記を書いた。また次いつ謎のウイルスに感染するとも知れないのだ。その時、できれば無症状で、あるいはなるたけ軽症で済むように、普段から健康的な生活を心がけたい。特に運動である。正直、面倒で億劫だが、病気に比べればマシだ、と自分に言い聞かせて習慣づけたい。

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